建築工事業
学校、病院からレジャー施設、マンションまでハード・ソフト技術を駆使して建築物をつくります
建築工事業とは
建築工事業は、庁舎、学校、図書館、病院などの公共施設やスポーツレジャー施設、マンション、ホテル、事務所ビル、工場などの民間施設など、あらゆる建築物をつくる仕事です。
つまり、日常生活の「活動空間」をつくり出す産業であり、人々が快適に住み、安らぎ、働き、活動していくのに不可欠な産業です。
地震対策など21世紀のニーズにも応えています
最近では、休日に出かけたくなるようなサッカー場やドーム球場が全国のあちこちで建設されるなど、新しい街づくりが進められています。
また、地震に強い免震・耐震・制震技術を取り入れた工事が、新築建物ばかりでなく、既に建っている多くの建物にも採用され始めています。
21世紀の社会のニーズに応えられる国土づくりを担う建築工事業は、今後ますます重要な社会的役割を果たすことになります。
建築工事業のやりがい
建築工事業の仕事は、ソフト・ハードの技術を駆使し、建築物の企画・設計・施工・維持管理を行うことです。建築物は、様々な立場・職種の人々の協力によって完成します。
設計者はユーザーの望む建築物をオーダーメイドで一つひとつ設計し、現場監督は設計者の設計意図を理解し、それを様々な職種の技術者とともに、工事に関わる全員が一致協力して、一つの建物をつくり上げていくのです。
施工中の連帯感、そして完成したときの達成感が、建築工事で働く人々の原動力になっています。
土木工事業
人やものを動かして形あるものをつくり、活力にあふれ災害に強く人に優しい社会を実現します
土木工事業とは
土木工事とは、ダム、河川、トンネル、道路、下水道、橋、鉄道など、様々なインフラ(社会資本)をつくることです。土木工事業は、構造物をつくるために必要なノウハウを利用して、工事を行っていく仕事です。
これらの構造物を建設することで、人々の安全で便利な生活を支えています。
また土木工事業は、自然を多く採り入れた河川の護岸づくりに見られるように、環境を考えた土木技術の発達によって、人々の暮らしに潤いをつくり出していきます。災害に強く人に優しい社会をつくるためにも、ますます重要な仕事です。
目立たないところでも社会に貢献しています
土木工事でつくるものと言えば、橋やダムのように目立つ構造物が思い浮かぶかもしれません。
しかし、都市洪水に対処するために道路の下に水を調整するためのトンネルを掘ったり、道路の材料に廃棄物を再生処理したブロックを使ったりなど、目立たないところでも社会に貢献しています。
しかし、都市洪水に対処するために道路の下に水を調整するためのトンネルを掘ったり、道路の材料に廃棄物を再生処理したブロックを使ったりなど、目立たないところでも社会に貢献しています。
土木工事業のやりがい
土木構造物は、様々な職種の人々の協力によって完成するものです。つまり土木工事業は、人やものを動かして、形あるものをつくり上げていくダイナミックな仕事です。
土木技術者は、構造物を設計し、その施工方法をしっかり理解し、工事に携わる人たちすべてに確実に伝え、その協力を得ることによって、初めて工事を進めることができるのです。
土木技術者は、設計や施工の技術を磨くだけでなく、様々な職種に携わる人々の仕事を理解し、コミュニケーションを取ることが重要な役割と言えます。